PRESSのちょいワル(?) 社長が今若者に読んでほしい本5選+α
どうも、最近 PRESS BLOG を手伝っているエンジニアの motemotenten です。久しぶりに食べた松屋の牛丼が美味しすぎて涙が出ました。
ところで、今日も黒い画面をカタカタやってたわけですが、仕事の合間に PRESS を作ってる凄腕エンジニアの @sainu さんと PRESS を作った社長の話になりました。そうするとどうやら、PRESS を作った社長は、どうやら今までいろんな事業をやってきていて、商売の天才らしいということを聞きました! 普段牛丼を食うお金すら惜しくなる僕は、それを聞いて思いました!「よし僕もこっそり社長からそのエッセンスを聞いて商売して、松屋の普通の牛丼じゃなくて、チーズ牛丼毎日食ってやる」と。
ということで、僕が話しかけたら慌てて YoutTube を閉じた社長の溝口(@yasainet)におすすめされた本を紹介します。(本当はみんなには内緒にしたいのですが、社長に言われたのでしょうがなくこの記事を書きました。)
1. ユダヤの商法―世界経済を動かす
- 作者: 藤田田
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 1972/05
- メディア: 単行本
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この本は、「日本マクドナルド」「日本トイザらス」を作った藤田田さんが書いた本で、お金持ちが多いとされるユダヤ人のビジネスにおけるノウハウが書いてあるそうな。
なおソフトバンクを作った孫さんもどうやらこの本を熟読しているらしいです。
社長がこの本において大事にしていることは、特定の土地をもたない民族が商売で成り上がった背景を知ることと、女性を相手に商売することでした。 商売の方法は数多くあるかもしれないが、社長が入信した商売の宗教はこのユダヤの商法らしい。
なお、今は絶版になってしまっているようで、Amazonで買おうとすると、二万弱くらいかかるので、さっそく買った僕は、今月もチーズ牛丼が食べられなさそうです。
2. 女の一生
- 作者: モーパッサン,新庄嘉章
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/02/22
- メディア: 文庫
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話し合いの途中から、「私も聞いていいですか?」と参加してきた、早稲田大学に在籍しながらPRESSでインターンをしている @maiyan に、社長が読んでほしい本だと言ってました。
おとぎ話のようなロマン主義の時代から打って変わって、自然主義文学の時代の作品であり、救いのない話だと。
一人の女性として、人間として、これを読んでどう感じるのか。 若いうちに、自然主義であったり現実主義に触れることで、自身の価値観を考え直すきっかけになるのでは、と話をしていた。
3. 封神演義・水滸伝・史記・項羽と劉邦・三国志
「これはちょっと頭をよく見せる”tips”なんだけど」と、言い出した社長。 なんのことやら、と話を聞いていたら以下のように話をしていた。
キングダムって流行ってるよね? まずキングダムの歴史的背景を知るために、その前後の本も予備知識として知っておいたほうがいい。 キングダム単体だけではなくて、封神演義・水滸伝・史記・項羽と劉邦・三国志まで読破しておくことで、ある程度は中国の歴史を学ぶことができるよね。 そうすることで、キングダムの時代におきた”法治国家”になったことの重みが理解できたりする。 前後の文脈を知ってるか知らないかで、キングダムの解像度と輪郭がくっきり見えてくると思う。 それに、この前後を知っているだけで、勝手に感心されてよく勉強してる人だなって思われるんだよ。
とのこと。
映画、音楽、娯楽、小説、インターネットのサービスなどなど、すべての物事において前後の文脈への理解があることで、解像度と輪郭が見えてくるという話だった。
なるほどなー!
4. わが闘争
- 作者: アドルフ・ヒトラー,平野一郎,将積茂
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1973/10/01
- メディア: 文庫
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ヒトラーの本。 近代における良くも悪くも大きな影響力を与えた人の本は読んでおくべきだと話をしていた。 特に、大事にしているのは大衆性(ポピュラリティ)だった。
社長がキングダムの話をしているときに、呂氏春秋における一字千金の話をしていた。 いままで法治国家じゃなかった国が、法治をするために、大衆にまで法を説いた一字千金の話と関係しているとのこと。
正論をそのまま伝えても、大衆は動かない。会社も動かない。 大事なのは、大衆が動くように共感を得ながら扇動しつつも本質は外さないこと。
歴史的に見て批判を受けているかもしれないが、悪いところだけではなく、なぜそこまで大衆を扇動することができたのか?という点に着目してほしいとのことだった。
5. 聖書・コーラン・死者の書
宗教や死生観にまつわる本だが、ここで大事にしてほしいことは2つだと話をしていた。
過去の歴史上最も出版された聖書を読むということ。 激動している歴史の中で、ここまで残っている文章には真理が多くあるのではないかと話をしてた。 「100年残っている言葉は真理だと考えていい」というのは印象的だった。 ちなみに採用において大事にしたことは「先ず隗より始めよ」らしい。 いい部下が欲しかったら、まずは側近の部下の待遇を良くすることである、とのこと。 それによって @sainu の給料があがって、いい開発メンバーが増えたことはあとから聞いた。 なるほど、僕の給料も早々に上げてほしいものである!
日本では中国文化に影響された倫理観が多く散見されていることから、世界中の倫理観や死生観を学ぶべきだという話。 アフリカ、欧米、アジアとざっくり分けて、それぞれの死生観に触れることは、自分の価値観や判断基準をひろげる手助けになるだろうとのこと!
以上、社長が今若者に読んでほしい本でした。
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追記 - この話を聞いた後、松屋で牛丼をごちそうになりました。本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。