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「問題」ツイートにどう立ち向かう?Twitterのコンテンツ規制への批判の理由とは

Twitterが「自殺・自傷行為」を示唆するツイートを行うアカウントへの規制に乗り出しました。

Twitter, which is constantly criticized for not doing enough to prevent harassment, has updated its guidelines with more information on how it handles tweets or accounts that encourage other people to hurt themselves or commit suicide.
(訳)「問題ツイート」に対する規制を十分に行っていないという批判をずっと受けてきているTwitterが、ガイドラインを改編し、他のユーザーに故障行為や自殺を促すようなツイート・アカウントに対する対応方針を公開しました。

Twitterでは専用のフォームも用意し、該当するツイートを見かけた場合にはサポートセンターを通して報告できるようになっています。

また、こういった事態に対応する専門のチームも作ったとのこと。かなりセンシティヴな問題だけに、リソースをある程度割いてこの問題に対峙しようという方針が見て取れますね〜。

「ガイドラインの改編」は行ったものの...?

しかし一方で、ガイドラインを改編するだけでは意味がない、という声も。

Publishing stricter guidelines and putting them into practice, however, are two different things. Many of Twitter’s critics still believe the platform doesn’t do enough to enforce its anti-harassment measures and must provide more information about exactly what kind of content results in a suspension.
(訳)しかし、厳しいガイドラインを設定することと、それらを実践することは全く別の問題です。Twitterへの批判の声の多くは、Twitter社のこの対応策では不十分であり、具体的にどういった種類のコンテンツがアカウント停止になるのか、情報を提供すべき...というものです。

実際、Twitter上で他殺を示唆するようなツイートを繰り返しているアカウントが未だに散見されるなど、ガイドライン通りに規制が行き届いていないという見方が強い模様。

プラットフォームによるコンテンツ規制のあり方

Twitter社が掲げたガイドラインに文句をつける人はいないでしょうが、それを実際に実行するにあたっての具体的な施策については疑問を持つ人も多いようですね。想定される規制対象を考えても、このような「ユーザー申告」前提だと、規制しきれないのは致し方ないとも言えますが...。

ユーザー投稿型のプラットフォームを運営している方にとっては、このTwitterの動きとそれに対する批判は、一つのモデルケースになるのではないでしょうか?
ユーザー数の拡大に躍起になっていた段階を越えた後には、世界観を維持するために、いかにコンテンツへの規制を加えていくか(そしてそれを実践しきれるか)、が大きな鍵になります。 避け難いジレンマ的なところありますね...。

文引用
Twitter updates its policy on tweets that encourage self-harm and suicide

© DESSART & Co.