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【最新版】必見!アメリカでのソーシャルメディア利用状況総まとめ

アメリカにおける最新のソーシャルメディアの利用状況がとあるレポートにて発表されました!調査対象期間は2018年1/3〜1/10とのこと。 f:id:ryota0612:20180303171552p:plain

上記が、今回調査対象となった各ソーシャルメディアの利用率です。利用率が高い順に細かく見ていきましょう。

Youtube

まず、総計で最も利用率の高いYoutubeについて。

YouTube is the most popular online platform, used by 73 percent of all US adults and 94 percent of those ages 18 to 24. That means virtually all college-aged people consistently watch videos on YouTube.
(訳)Youtubeは最も利用率の高いオンラインプラットフォームとなっており、アメリカの成人全体の73%が利用、また18歳〜24歳のうち94%が利用しています。つまり、大学生くらいの年齢のアメリカ人は、ほぼずっとYoutube上で動画を見ている、ということですね。

このレポートでは8つのSNS・プラットフォームがが調査対象となっています(※上記グラフ参照)が、その中でYoutubeの利用率が最も高く、特に大学生くらいの利用率においては94%と「ほぼみんな」が使っていると言ってもいいような数字ですね。

プラットフォームの拡大とともにコンテンツの規制問題も議論になっていますが、圧倒的なユーザー数を持つ広告媒体としての価値は変わらず伸びるでしょう。目指せYoutuber。

Facebook

Facebook also remains at the top of the social media popularity totem pole for most people except those age 65 and above. (訳)Facebookもまた、65歳以上の方を除いたほとんどの人々に対し、人気ソーシャルメディアのトーテムポール的な存在として君臨しています。

SNSとしては最も高い利用率を誇るFacebook。実名文化であるアメリカでは日本以上にその存在感は高いと言えます。ちなみに、男性と女性とでは女性の方が利用率が高いようです (男性62%、女性74%)。この理由がどこにあるのかは気になるところですね...。

Instagram

A new Pew Research Center survey finds that 35 percent of US adults use Instagram — an increase of 7 percent from 2016.
(訳)Pew Research Center Surveyが発表した新しいレポートによると、アメリカの成人のうち35%がInstagramを利用しており、2016年の数字から7%上昇していることがわかりました。

プレゼンスを日に日に高めているInstagram、やはり2016年の調査時から7%と大幅な伸びを見せています。またデータをみると、18〜24歳の利用率は71%である一方で、25〜29歳では54%と大きな乖離が見られています。 特に若い世代の間で、Instagramは一般的になっていることがわかりますね。

Pinterest

8つのソーシャルメィアの中で最も男性と女性の利用率に開きがあったのがPinterest。男性の利用率が16%に対し、女性が41%と、実に25%もの差があります。

また、PinterestはInstagram・Snapchatと同様に画像・動画を中心としたソーシャルメディアですが、相対的に25歳以上のユーザーの利用率が高く、より落ち着いた年齢のユーザーが利用していることがわかります。

Snapchat

While 78 percent of 18 to 24-year-olds are Snapchat users, the number falls down to 54 percent of those aged 25 to 29.
(訳)18歳〜24歳の78%がSnapchatのユーザーである一方で、25歳〜29歳の利用率に目を向けると54%にまで下がります。

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Snapchatは若年層での利用率の高さが目立ちます。上述したように、Instagramでも同様の傾向が見れられますがSnapchatでは18歳〜24歳と25〜29歳で比べると24%もの利用率の差が(Instagramでは17%差)

一方で30歳以上の利用率は各年代で最も低く、今のところは若者の間のみで流行のサービスであることが明らかです。

Twitter

Twitter has seen mild improvement to its numbers, with 24 percent of US adults now on the service, compared to 2016’s number of 21 percent.
(訳)2016年次の調査時に21%の利用率だったTwitterは緩やかに利用者を伸ばしており、アメリカの成人の24%が現在では利用しています。

2016年11月時点で日本では27.5%ほどの利用率(情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)であることを考えると、ややアメリカでは利用率が低めのTwitterですが、着実にユーザー数を伸ばしているようです。

LinkedIn

LinkedInは日本では馴染みの薄いサービスな感じもしますが、ざっくり言うと「ビジネスマン向けSNS」といったところですね。アメリカでは転職活動の際に利用することも多いといいます。ですので、他のSNSとはまた違ったユーザー層が想定できます。

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7.5万ドル以上の年収のユーザーと、それ以下のユーザーとの利用率の差の乖離が全プラットフォーム中最も大きく、5万ドル〜7.5万ドルの年収のユーザーと比べると21%と、2倍近くの差があります (45% - 24%)
他のソーシャルメディアだとだいたい5、6%程度の差しかないことを考えると、バリバリのビジネスマンが使うSNS・LinkedInの特異性が目立ちます。

WhatsApp

WhatsAppは他の7つのソーシャルメディアとは毛色が違い、LINEと近しい役割を担うメッセージアプリです。アメリカではLINEを使うよりこのWhatsAppを使うことの方が圧倒的に多いです。 ただし、日本でのLineの利用率67%(情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)と比べると、大きな差がありますね(調査対象が)。

あと、なぜかヒスパニックの利用率が白人・黒人の利用率と比較すると相対的に高くなっています(49% - 14% - 21%)。ここも要調査ですね〜。

まとめ

あくまでこの調査はアメリカ国内のユーザ−を対象にしたものであり、グローバルでの傾向をそのまま反映したものではありません。しかし、アメリカでのトレンドが日本に与える影響が大きいことは間違いありません。

各ソーシャルメディアともに年代ごとの利用率も大きく異なっており、ターゲットに合わせたマーケティングを行う際にはそれぞれの年代での利用率を基に、そのリーチできる範囲を想定・算出してみるのが良さそうですね。引き続きアメリカでのSNS動向をチェックしていきます!

文・資料引用

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